基本的に乳歯が出そろったら、なるべく早期に「必ず良い歯列にする」ということを目的として行うもの。
特に前歯が隙間なく並んでいる場合、見かけは良い歯並びと思いがちですが永久歯は並びきれないことが多いので注意が必要です。

• ８歳４か月より治療を開始。
  歯牙が大きく、上は２番目の歯が並ぶ隙が足りません。
  下も４本前歯が出ていますが窮屈で、犬歯は外にはみ出すでしょう。
• 何個か装置を作り変え顎を拡大していきます。
  前歯が揃ってきました。
  目標としては噛み合わせがよくなることで集中力が増し、勉強や運動の能力も向上してくれれば言う事なしです。
• その後も装置を作り変え、奥歯も余裕で並んでいます。
  前歯の高さも調整しました。きれいに並ぶことができました。
  始める年齢としては遅いのですが、本人と家族の方が協力して装置を入れる時間を守ってくれたために期待どおりの結果を得ることができました。

明らかに歯並びが悪いと分かってから行うもの。
年齢制限はありませんので、成人してからでも可能です。

• ９歳５か月より治療を開始。
  右上の前歯は下の歯より前に出ていますが、他の３本は内側に入っていて反対咬合になっています。
  右下の犬歯の先が少し見えていますが並ぶ隙間はありません。
  奥歯も含めて相当デコボコの歯並びになると想像されます。
• 装置を入れて全体を拡大することにしました。
  だいぶ並んできました。
• 左上の２番目がまだ内側に入ったままです。上下の正中もすこしずれています。
  矯正線を入れて移動、全体の調整をします。
• きれいに並ぶことができました。笑顔に自信が持てます。